
「秋田のマリア様」は秋田県秋田市の湯沢台にある聖体奉仕会修道院にある木彫りのマリア様のご像です。1975年そのマリア様の目から涙が流れるという奇跡があらわされました。その後101回も涙を流されたことが確認されています。マリア様の目から涙が流れるだけではなく、手のひらから血が噴き出たこともあり、その涙と血は大学病院で鑑定されいずれも人の体液と血液であると証明されています。

*写真撮影はできないため、写真は拝借したものです。
私も幼いころからこのマリア様像の存在は母から聞かされておりましたが、秋田県がとにかく兵庫県からは遠いですので実際にお目にかかることができる日が来るとは思ってもいませんでした。今回ひょんなことから巡礼が実現し、神様の計らいを感じます。
車で秋田県内を移動し、いよいよ郊外山奥の修道会に至る道へ進んだとき、それまで雲一つない晴天であったのに急に雲行きが怪しくなり、みるみるうちに大粒の雨が降り始めました。突然の天候の変化でした(あとになって記録的短時間降水警報が発令されていたと知りました)。大雨の中、車を走らせ続け、聖体奉仕会のこじんまりとした修道院に到着しました。マリア様のご像はその修道院のすぐ横にある大きな日本建築の聖堂な中におられます。扉を引いて中に入ると、明るい声の快活な女性が出迎えてくださいました。
大きな聖堂ですが、わたしのほかに巡礼客は2人ほど、外国からの巡礼者がおられるのみでした。ご像の前には椅子が並べておいてあり、すぐ近くでお祈りができるようになっています。静謐で特殊な空間でゆっくりお祈りすることができました。あとで先ほど出迎えてくださった女性の方に話を伺うと、巡礼客は海外からの団体客も多く、今日のように人が少ない日は珍しく、雨の影響もあるでしょうということでした。聖堂の外には広大なマリア小羊の苑(祈りと黙想のために作られ、十字架の道行きがあります)とマリア庭園(聖母にささげる日本庭園としてご献木を生かして手作りされた回遊式庭園)があります。雨があがり、しっとりとした景色で聖地に共通する清らかであたたかい空気があふれていました。
マリア像で特徴的なのは、マリア様が丸い地球の上に立っておられることと、十字架の前に立っておられることです。聖体奉仕会修道院の解説文によると、「聖母が丸い地球の上に立っておられる姿は、聖母がキリストの母であるだけではなく全人類の母でもあることをあらわしています。また、十字架の前に立つ姿は、キリストがカルワリオで十字架につけられたとき、その下に立ち、御子の苦しみと死に、ご自分の信仰をもって神の救いの御業に心を合わせた方であることを表しています。」と書かれています。
マリア様が涙を流された意味は、その奇跡を最も近くで目にし、多くの神秘的体験をされたシスター笹川の守護の天使によってこう解説されています。「聖母は、いつも、1人でも多くの人が改心して祈ることを求め、聖母を通じてイエズス様と御父にささげられる霊魂を望んで、涙を流しておられるのです。」
なぜ秋田の地を選んで奇跡があらわされたのか、なぜ101回に及んだのか、その数にどんな意味があるのか、本に詳しく書かれていますが、知れば知るほど衝撃を受けます。


聖体奉仕会修道院の聖堂を訪問するためには、あらかじめホームページに書かれている案内を読み、訪問予定の旨をお伝えしたうえで行くことになります。
コメントを残す