
写真:築地教会
◆第一朗読 使徒たちの宣教 使徒言行録1.1-11
◆第二朗読 使徒パウロのエフェソの教会への手紙 エフェソ1.17-23
◆第三朗読マタイによる福音 マタイ28.16-20
◆築地教会 レオ主任司祭のお説教
子どもたちに質問をすると、すぐに答えが返ってきます。好きな食べ物は何ですかとか、子どもたちに尋ねると、すぐ答えます。それに比べると大人たちに質問するといろいろ考えてから答えようとするので返事を聞くには時間がかかりますね。
それでは、「天国はどこにあるのでしょうか?」と質問したら、皆さんはどうこたえられるでしょうか。使徒信条では、
主は聖霊によってやどり、おとめマリアから生まれ、
ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け、
十字架につけられて死に、葬られ、
陰府(よみ)に下り、三日目に死者のうちから復活し、
天に昇って、全能の父である神の右の座に着き、
生者(せいしゃ)と死者を裁くために来られます。
と唱えます。天に昇って神の右の座につき・・・と唱えますから神様を思うとき私たちを見下ろす高いところにおられる神様を思い浮かべるかもしれません。伝統的な日本の宗教でも、神様は奥深い山の高いところにおられるように描かれることがあります。むかしから神様に出会いたい人は山に登りました。山というところは、一般の社会から離れているところ、心静かに神を求め祈るところと考えられでしょう。
天国とは場所のことではなく、神様に出会うところ、神様とつながるところを指しているのではないでしょうか。私たちが心静かに祈り、神様の言葉を受け入れてその福音を証しするとき、これがすなわち私たちが神に出会っている瞬間であり、私たちも天国にいるということなのではないでしょうか。
◆感想
今日は東京の築地にある築地教会を巡礼訪問しました。こちらの教会の主任司祭でいらっしゃるレオ神父様にひとめお会いしたいという目的もあり、主日のミサに与りました。教会の建物は写真の通り立派で歴史を感じさせる建築物です。外見からは石やコンクリートで作られた古代ギリシャの神殿を彷彿としますが(写真上)、一歩中に入ると木造の調度品や落ち着いた色調のステンドグラスの光が差し込み、温かみを感じます(写真下)。
9:30ミサ開始のところ、9:00前では聖堂は信者の姿はまばらでした。9:15から司祭の先唱でみんなでロザリオの祈りを唱えました。ミサ開始の頃には外国からの観光客と思われる方も多くおられ、聖堂は満席になりました。日頃からロザリオの祈りに招かれていると強く感じながらも、実際にロザリオをまさぐる習慣を失っていた私ですが、この日はちゃんとロザリオも持ってきており、ロザリオの祈りをささげる機会に恵まれました。このような形でロザリオの祈りに招かれたことで聖霊の働きを深く感じました。
主任司祭であるレオ神父様は、ミサ前から洗礼式や聖堂内の様々な対応、ミサ後も外国からの訪問客の紹介を受けたり、ひっぱりだこでした。少しすきを見計らって声をかけ、直接ご挨拶できてとてもうれしかったです。35年ぶりの再会でした。
築地教会のホームページより引用:
『エル・デコ(ELLE DECOR)』日本版デジタルに紹介されています
5月16日から開催される「東京建築祭2026」の紹介記事に、「特別公開」として築地教会が掲載されています(公開は5月23日-24日)名建築3【銀座・築地】の二番目に掲載されています。


主任司祭 レオ・シューマッハ神父(Leo Schumacher)
「築地教会は教区の教会ですが、現在の主任司祭はコロンバン会のレオ神父です。」
1961年にニュージーランドの北島のタナラキ山のふもとで生まれました。家では100頭くらいの乳牛を飼っていました。子供の頃はラグビーなどのスポーツやアウトドアを楽しみました。ミッション系の中学高校で友達が神学校に行った事がきっかけで召命に興味を持ち、聖コロンバン会に入会しました。
1988年,27歳の時に日本に来ました。東京大司教区の豊島教会、高円寺教会、関口教会、目黒教会などで司牧をしてきました。
東京教区は姉妹教会であるミャンマーの教会を40年以上支援しています。毎年11月の第3日曜日は「ミャンマー・デー」で、特別献金で神学校の支援を行っています。軍事政権が50年続いていましたが民主化が進みやっと神学校の改修工事が出来るようになりました。いまも、3つ目の建物を建てています。毎週第4日曜日にはミャンマー人シスターと協力してミャンマー語のミサも行っています。
「『こじか』2020年11月号掲載の紹介文から引用」