
◆使徒たちの宣教 使徒現行力13.14-43.52
◆ヨハネの黙示委 黙示録7.9,14-17
◆ヨハネによる福音 ヨハネ10.27-30
今日はよき羊飼いの主日と言われている。羊飼いの話をするためには、イエスの時代までさかのぼって想像してみる必要がある。羊が無事でいることは当たり前ではなかったその時代、羊の周りには危険が多かった。狼やほかの動物に襲われて食べられることもある。その羊を守るために羊飼いたちは杖を持ち、命の危険を顧みずに守るから、羊も羊飼いを信頼して従う。羊飼いは神様、羊は私たちのことである。
神様の救いの計画には順番があった。一番はユダヤ人を救うこと。ユダヤ人以外の人を異邦人と呼んだ。ユダヤ人に受け入れられなかったから、パウロとバルナバは異邦人のほうへ行くといった。ユダヤ人は神様の計画では救われる人となっているが、救いの計画を受け入れることを自由に決断をした人は信仰に入ったが、その決断をする意思がない人はそうならなかった。信仰は自由意思に基づくものであり、前教皇様もそのことをよくおっしゃっておられた。神様を受け入れてみませんかとフリーな提案をして、提案を受け入れる人がいて、受け入れない人もいる。提案はフリーでなければならない。
実際のところ、召命者は減っている。日本では教区の召命者のほとんどが外国籍の人である。日本という国は神父を受け入れてくれたから、召命を受けたものが日本に来て神様のことを教えることはできたが、それも召命を受けた人が来てくれるならという条件になる。召命を受けた人が来てよかったと思えなければそれもなくなる。そうなったら日本の教会、カトリック信徒の未来はどうなるのでしょうか。教会の隣にある修道会のシスターにはこれまで大変お世話になったが、その修道会も現在超高齢のシスター2人きりになってしまわれた。それでℍ教会の洗礼志願者がいても指導もできないので、昨年は他の教会のシスターに無理をお願いして助けてもらった。今年はジョニー神父も三か月帰国し不在にする。ますます指導者がいない。信徒たち自身が自分たちのこととして考えなければならない。
ジョニー神父は自分の司祭への召命のきっかけの詳細は本日の「聖書と典礼」の最後のページに記事がある。召命は教会で生まれるものです。教会という建物ではなく、神様を信じる人たちの交わりのなかで生まれます。日本の教会の未来のためにも、信徒は召命を受けた人を受け入れて、励まして、支えてほしい。
こどもたちに召命の恵みが働くこともある。そんな時は親が決めてしまうのはよくない。そのこどもに聖霊が働いてくださるように祈り、自由意思を尊重しなければならない。そして、召命を受けたら周りの人はサポートしなければならない。3人こどもがいる家庭では一人神様にささげてもいいのではないでしょうか。
新しい教皇様がきまりました。レオ14世です。レオ14世の最初のメッセージにはシノドスがありました。ローマの人に向けて一緒にやりましょうというはたらきかけ。
◆トピックス
今日は母の日のための子供ミサの日
先唱・朗読・答唱詩編・共同祈願・奉納はすべて子供たちが行いました。また先週ミサの中で神父様から子供たちに母へのお手紙を書いてるよう「内緒のお願い」をされ、数人の子供が折り紙で作った花束やお手紙のプレゼントを持ってきていました。一人一人がお母さんにメッセージを読みながらお手紙をわたし、みんなでお祝いしました。すべての女性に神父様から祝福が授けられました。
◆感想
ジョニー神父様は信仰教育が大事にされる家庭に生まれ、身近に司祭や宣教師、シスターが活動のあかしをされる環境でお育ちになりました。高校教師として勤め、あるとき司祭叙階のミサに侍者として奉仕したことが召命のきっかけになったそうです。召命はドラマチックだと思いました。神様の計画は計り知れないし、そのよびかけに「YES」というためには神父様が言われる通り様々な方面からのサポートがなければ難しいと思います。召命のお恵みを受けた人がいたら、もちろんサポートしたいと思います。そして、ジョニー神父様の出身国コンゴ民主主義人民共和国には婚姻の召命もあるとのこと。神様の声をきいて道を開いてゆく人は幸いな人と思います。
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