タグ: よき羊飼いの主日 ジョニー神父 台湾 よき牧者 フランス とげのないバラはない 回心 洗礼 宗教との出会い 若者

  • 2026.04.26 復活節第4主日 私が来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである

    ◆第一朗読 使徒たちの宣教 使徒言行録2.14,36-41

    ◆第二朗読 使徒ペトロの手紙 ペトロ2.20-25

    ◆第三朗読 ヨハネによる福音 ヨハネ10.1-10

    ◆ジョニー神父様のお説教

    今日は世界召命祈願の日です。よい羊飼いの主日ともいわれます。信徒を羊と見立てたときにその羊を守る羊飼いを司牧者とみることができます。司牧者になるためには召命のめぐみが必要です。場所によって恵まれているところと恵まれていないところがあります。神父になりたいという人が多くいるところと少ないところがあり、大阪教区では神父になりたい人がほとんどいなかったり、いても外国人だったりします。先日訪問していた台湾も志願者は少ないようでした。

     神父になるとミサのなかで説教をします。どんな神父の説教でも内容は神の言葉が語られます。神はメシア、メシアという言葉がとても重要です。油を注がれたもの、つまり救いをもたらすために私たちのもとに遣わされたイエスキリストのことです。ペトロは、復活し天に上げられたイエスへの信仰を明確に宣言しました。そして、説教では、悔い改めつまり回心するように説いています。そして、洗礼を受けるようにすすめています。洗礼を受けて聖霊のたまものを受けることです。宗教が廃れていると言われているヨーロッパの中にあって、フランスではある年に一年間で20,100人の受洗者がありました。ベルギーでは6,000人です。フランスの際立った受洗者の多さは何を表しているでしょうか。なにか奇跡が起きていると感じます。

     説教を皆さんは耳から聞いています。耳から聞こえてくるけれど、心に響いたならば遠慮せずに洗礼を受けてください。救われるためです。

     ヨハネによる福音では、今日が良い牧者の主日なので「羊と羊飼い」のたとえが読まれています。イエスは実際牧者として説教をしたのは3年間だけで、天にかえっていかれました。イエスは天にかえっていかれたが、弟子たちが残された。そしてペトロは牧者を続けて、他の残された弟子たちも牧者となった。今、この時代にはペトロもパウロもいない。しかし、教会がある。教会には司祭がいて、司教様が選ばれる。司教様はペトロの後継者です。

    司祭になることはお恵み深いことです。お恵みがないと司祭にはなれない。しかし司祭になったら楽な道を生きるのかというとそうではない。

    Il n’y a pas de rose sans épine.


    (棘の無い薔薇は無い)

     エルベ神学生も苦しんでいる顔をしている時があります。それは彼は今は漢字の勉強に苦労しているせいでしょう。神父になる道や信仰の道には苦労がないとは言えませんが、とげのないバラはありません。

     私は淳心会の仕事の集まりで先週は台湾に行っていました。台湾には昔の友達もいて、できたらもう少し台湾に残って友達にも会いたかった。でも、去年は数か月間姫路教会を離れていたので長く教会を離れていることは良くないと思い、皆様のためにここでミサを捧げられるようにと考えて、帰国しました。

    (侍者をしてくれている小学生の女の子に向かって)シスターになりたいですか?・・・女の子:笑顔ではあるがことばがない。

     シスターになりたいですかと聞かれたときに、嫌と言ってしまうのではなくて笑顔で考えてくれたらいいと思います。そして皆様にお願いしたいことは、シスターや神父になるためには祈りだけでは足りない。励ましが大事ということです。もしも日本人で神学生になった人がいたら、その人たちのために祈りだけではなく、直接的に励ましの声をかけてあげてほしいです。

     今年選挙がありました。その選挙の中では外国人のこともいろいろと言われていました。外国人はもう自分たちの国にかえりなさいと言われるかもしれません。あるいは、外国人が新しく日本に来ることができなくなるかもしれません。日本人の皆様はそうなったときに教会をどうしていかれますか?どうかこの教会が死んでしまうことにならないようにしてほしいと思います。

    ◆トピックス

     今日はミサ後、グロリアサロンでジョニー神父様のお誕生日のお祝い会が開かれました。カトリック姫路教会のホームページには、

    ジョニー・トンバ・ディパ神父(CICM(淳心会)士))

    1974年4月23日生まれ コンゴ民主共和国出身

    と書かれています。神父様は「25歳です」とおっしゃっていました(笑) ケーキにろうそくをともしてみんなでHappy birthday dear ジョニー神父様♪を歌い、教会学校の子どもたちからお祝いの寄せ書きのプレゼントがありました。

     ハルノコ神父様も4月生まれだそうです。今日はお見えではなかったですが、その場でライン電話をつなげ、信徒の祝意と笑顔を伝え、ケーキと寄せ書きのプレゼントがありました。ハルノコ神父様は叙階されて25年の銀祝だそうです。おめでとうございます!

    ◆感想 

     フランスでは確かに若い大人の受洗者が増えているそうです。神父様は何か奇跡が起きているのかもしれないと言われましたが、実際ネット上ではミステリーっぽく話題にもなっていました。理由の分析はいろいろされているようですが、この現象、日本でも起きる可能性はゼロとも言い切れないのではないでしょうか。若者が救いを求めることは自然なことなのに、日本でもかつて生活に根差していた仏教や神道が生活の場から消えつつあり、どこに救いを求めたらよいのか迷子になったている人はいるでしょう。かれらが新たに足を踏み入れる場所がカトリック教会だったら、訪問した時になにかしら救いを感じたり、居心地の良さを感じたりしたら、かれらの心に信仰の種がまかれて、いつか芽がでてこないかしら・・・。いずれにしても救いを求める若者が出会う宗教がまともなものであってほしいと思います。私たち大人ができることはなんだろうかと考えさせられました。